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What is Eukaryote?
How did Eukaryotes originate?

 真核生物は、どのようにして誕生したのでしょうか。真核生物の誕生過程の仮説として良く知られている「細胞内共生説」では、原始真核生物がアルファプロテオバクテリアの祖先にあたる原核生物を”取り込む”ことによって、ミトコンドリアが誕生したと説明しています。しかし現在までにミトコンドリアを持っていない原始真核生物が見つかっていない一方で、進化の過程でミトコンドリアを失った真核生物は多数発見されています。こうした事実から、現在ではミトコンドリアの獲得が真核生物誕生に至る進化可能性をもたらしたのではないかとも議論されており、「真核生物の誕生過程」は依然として生物学における重要な未解決の問題として残されています。

 私たちの研究グループでは、原始的な特徴を備えた単細胞真核生物である紅藻シアニディオシゾンなどを用いて、真核生物を構成する基本単位であるオルガネラに着目し、真核生物の基本原理の理解、真核生物が持つ莫大な進化可能性の理解、さらに真核生物の誕生の謎の解明を目指して研究を進めています。細胞生物学、分子生物学、生化学、合成生物学、バイオインフォマティクスなどを駆使し、必要であれば新たな解析手法を開発して研究を行います。

 

  • 基本的に1人1人の興味とキャラクターに基づいて、学生毎に新たな研究テーマ立案して進めています。

  • 東京大学以外、あるいは異なるバックグラウンドからの学生も大歓迎です。

  • 相談・見学などの希望があれば、いつでも連絡してください。

Press release

2024.07.24

ミトコンドリアへ運ぶタンパク質を見極める アミノ酸で作られたカギとカギ穴による認証

2021.11.11

ゲノム編集と4種オルガネラの蛍光可視化を同時に実現 オルガネラバイオロジーを拓く新手法“シゾン・カッター”の確立

Research in the Yoshida lab is supported by

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